葉緑体の構造と光合成反応を解説
植物は普段、私たち人間と違って光エネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を生成しています。この働きを光合成といって、細胞小器官の1つである葉緑体のなかで行われているのでした。 今回は葉緑体について、その構造や光合成の…
植物は普段、私たち人間と違って光エネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を生成しています。この働きを光合成といって、細胞小器官の1つである葉緑体のなかで行われているのでした。 今回は葉緑体について、その構造や光合成の…
私たちが普段摂取する食物のエネルギーを、ATPという体内で利用可能なエネルギー源に変換してくれる機能を担っているのが、ミトコンドリアです。 ミトコンドリアではまず、クエン酸回路という代謝経路を経てNADHやFADH2が作…
ミトコンドリアは私たちが摂取した食物からエネルギーを取り出して、体内で利用することのできるATPというエネルギー通貨に変換してくれます。 このエネルギー通貨を消費することで代謝反応を進めたり、体を動かすことができるのです…
タンパクの定量や反応の速度解析をするうえで分光光度計を用いることがあるでしょう。今回は分光光度計を使ってpH指示薬の電離度の濃度依存性について考えてみます。実際にフェノールレッドの場合を考えてみます。 フェノールレッドの…
最近ではヒトを含めた高等生物の細胞培養技術が向上してきてはいるものの、大腸菌にプラスミドDNAを導入して形質転換し、クローニング化やタンパク質の発現を行う技術は今なお利用され続けています。今回は、 ような実験法の流れを解…
逆転写酵素と呼ばれるものを使って、RNAに相補的なDNAを合成することができます。このDNAをcDNA(complementary DNA, 相補的 DNA)といいます。 RNAは比較的不安定なため、これと相補的なcDN…
制限酵素は遺伝子組み換えの際に核酸を切断するハサミとしての役割を果たす、非常に重要なツールです。今回は、その制限酵素について解説します。 制限酵素とは 制限酵素(restriction enzyme)とは、DNA上の特定…
第1世代塩基配列決定法 DNAの塩基配列決定法は、1975年にジデオキシ法(別名、サンガー法)、続いて1977年にマキサム・ギルバート法が発表されました。 いずれもポリアクリルアミドゲル電気泳動によってDNA断片の配列を…
ブロッティング解析とは、電気泳動により分離して得られたDNAやRNA、タンパク質をフィルターに写し取って解析する技術のことを指します。今回はブロッティング技術、サザンハイブリダイゼーション、ノーザンハイブリダイゼーション…
ハイブリダイゼーション 二本鎖DNAは熱を加えるかNAOHによるアルカリ処理によって、塩基対を形成する水素結合は切断され一本鎖に解離することができます。 また、ゆっくりと温度を戻すか中性条件にすれば互いに相補的な塩基対(…