ジアステレオマー|不斉炭素原子が複数ある場合
有機化合物の多くは立体中心を2個以上持っています。立体中心が1つあると化合物の構造は(R)と(S)の2通りがあり得るわけですから、立体中心が2つ3つと増えていくと取りうる構造の種類も増えるのです。 立体中心って何ですか?…
有機化合物の多くは立体中心を2個以上持っています。立体中心が1つあると化合物の構造は(R)と(S)の2通りがあり得るわけですから、立体中心が2つ3つと増えていくと取りうる構造の種類も増えるのです。 立体中心って何ですか?…
化合物の構造を表現する場合、高校で習ったような平面的な構造式の記述では空間的な絶対配置まで区別することができません。したがって破線-くさび形表記法によって構造式を書くのでした。 一方で、立体中心が炭素で4つの置換基が結合…
旋光計を用いることで、エナンチオマー混合物中の(+)と(-)の比率を算出することができます。しかし、右旋性と左旋性によって定義される(+)と(-)の区別はクラル分子の空間配置をはなんら直接的な関係はないのです。 したがっ…
キラルな分子を実験室で有機合成した場合、どちらのエナンチオマーがどれだけの割合で含まれているのかを調べる必要があります。その時に使用されるのが旋光度計と呼ばれる測定器です。 今回はキラルなぶんしの光学活性や旋光計の原理に…
分子式が同じ化合物でも原子の結合の仕方によって別の物質になることがあります。これを異性体と言います。異性体は主に2種類に分類することができて、1つ目の構造異性体は平面的に構造式を描いたときに原子の結合の仕方が異なることで…
メタン(CH4)と塩素ガス(Cl2)を暗所室温で混ぜても反応は起こりませが、300℃以上に加熱するか紫外線を照射することによってメタンを塩素化することができます。 メタンの4つの水素が塩素に置換されていき、クロロメタン(…
今回はIUPACの定める規則に従ったアルカンの命名法を解説します。 アルカン そもそもアルカンとは有機化合物の一種で、炭素と炭素のあいだの結合が単結合のみで構成された炭化水素のことです。例えばメタンやプロパン、ブタンなど…
植物は普段、私たち人間と違って光エネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物を生成しています。この働きを光合成といって、細胞小器官の1つである葉緑体内で行われているのでした。あの緑色のやつです。 今回は葉緑体について、そ…
私たちが普段摂取する食物のエネルギーを体内で利用することのエネルギーATPに変換してくれる機能を担っているのがミトコンドリアです。 ミトコンドリアではまず、クエン酸回路という代謝経路を経てNADHやFADH2が作られます…
ミトコンドリアは私たちが摂取した食物からエネルギーを取り出して、体内で利用することのできるATPというエネルギー通貨に変換してくれます。 このエネルギー通貨を消費することで代謝反応を進めたり、体を動かすことができるのです…