【1変数】コーシー列の定義と収束の証明を実数の構成から解説
コーシー列の定義 数列の収束は以下のように定義されるものでした。 したがって、ある数列\(\{s_n\}\)が収束することを示そうと思ったら、その極限\(s\)をあらかじめ知っておく必要があります。 (参考:【1変数】数…
コーシー列の定義 数列の収束は以下のように定義されるものでした。 したがって、ある数列\(\{s_n\}\)が収束することを示そうと思ったら、その極限\(s\)をあらかじめ知っておく必要があります。 (参考:【1変数】数…
今回は1変数の実数について、数列の定義から始めて、数列の収束と発散についても定義します。 最後に、収束する数列は有界である定理を証明します。 数列の定義 まずは数列を定義します。 全ての自然数\(n\)に対して数\(s_…
ハロアルカン(基質)と求核剤の反応様式は、SN1反応、SN2反応、E1反応、E2反応など様々です。果たして実験条件から、この中でどの反応が主反応になるかを予測することはできるのでしょうか。 今回は、反応の実験条件、すなわ…
SN1反応において中間生成物として生じるカルボカチオンは求核剤に攻撃されるのでしたが、カルボカチオンの反応様式は他にもあります。今回は、カルボカチオンのSN1反応とは別の反応様式である脱離反応について解説していきます。 …
この記事は一分子求核置換反応(SN1反応)において、溶媒や脱離基、求核剤あるいは基質のアルキル基が反応に与える影響について解説していきます。 極性溶媒・プロトン性溶媒がSN1反応を速める SN1反応のボトルネック(律速段…
ハロアルカンのSN2反応では、基質の級数が上がるにつれて反応性が下がることを見てきました(参考:SN2反応とアルキル基の立体障害)。 一方で、SN2反応とは異なる種類の反応のなかには、ハロアルカンの級数が上がるにつれて反…
SN2反応において、基質のアルキル基は反応速度にどのような影響を与えるのでしょうか。今回は、アルキル基による反応の立体障害について解説していきます。 ハロアルカンの級数が上がると立体障害も大きくなる 基質の炭素に結合して…
インターネット接続のないオフライン環境でPythonによる機械学習を行うためにはどうすればよいのでしょうか。今回は、その一例としてDockerによる環境構築法を紹介します。 開発環境 オンライン環境:Windows 10…
SN2反応を進める要因となる求核剤の求核性、すなわち求核剤が基質に対して求核攻撃を起こすかどうかは何によって決まるのでしょうか。今回は求核剤の求核性について、電荷や塩基性度、溶媒の種類といった観点から解説していきます。 …
SN2反応(二分子求核置換反応)がどれぐらい起こりやすいかについては、求核剤や基質、脱離基の種類に依存します。今回は脱離基がどれぐらい脱離しやすいかという脱離能について主にハロゲン化物イオンや硫黄誘導体と関連して解説して…